【HBC賞 2026 予想】8/30(日) 本命◎ララバニュルス|1勝クラスを勝ち上がった4歳
HBC賞2026の予想。登録24頭のハンデ戦で、芝1200mを4戦して3度連対しているララバニュルスに注目。逃げ4頭・先行11頭という前が詰まった組み合わせを、札幌の267mの直線と50kgから56kgまで開いた斤量差から読み解きます。過去データの傾向・穴馬候補・展開シナリオまで徹底解説。
札幌 芝1200mのかたち
- 最後の直線
- コーナー
- 向正面・スタンド前
- スタート(矢印は進む向き)
- ゴール
HBC賞の注目ポイント
登録24頭を脚質で分けると、逃げが4頭に先行が11頭。半数以上が前を取りたがっている。直線267mのコースで、その全員が同じ場所を目指す。
HBC賞(2勝クラス・ハンデ)、札幌・芝1200m。登録24頭と多く、出走できるのはこのうち一部です(枠順確定後に決まります)。ハンデは50.0kgから56.0kgまで、6kgの幅で割り振られました。
注目馬ピックアップ
ララバニュルス
買い材料
- 直近4走のうち3走で連対。前走の3歳以上1勝クラス(芝1200m)を1番人気で1着と、支持に応えている
- 直近4走すべてが芝1200m。条件への適応は登録馬でも上位
不安材料
- ハンデ56.0kgは登録馬で最も重い側。2勝クラスは今回が初戦で、斤量と相手強化が同時に来る
カガラプンツェル
買い材料
- 前走の3歳以上1勝クラス(芝1200m)を1番人気で1着。3走前の未勝利も芝1200mで勝っている
- ハンデ52.0kg。上位人気になりそうな馬より2kg以上軽く、3歳の成長分も期待できる
不安材料
- 2勝クラスは今回が初戦。1勝クラスでは6着に負けた一戦もあり、安定感には欠ける
デンプシー
買い材料
- 前走の苫小牧特別(2勝クラス・芝1200m)で2着。同じ札幌開催・同じクラスで直前に好走している
- 直近4走が2着・1着・2着・1着。連対を外していない
不安材料
- 前走は1番人気で2着。支持を集めながら勝ち切れておらず、あと一歩の詰めが課題
ビービーエフォート
買い材料
- 前走のオールスタージョッキーズ第1戦(2勝クラス・芝1200m)で2着。2勝クラスで結果を出している
- 4走前の4歳以上2勝クラス(芝1200m)でも2着。同じ条件で繰り返し走れている
不安材料
- 前走が8月22日で、間隔が1週しかない。連戦の疲れがどう出るかは読みにくい
レースの構図 — 前を取りたい15頭が267mを目指す
このレースの争点は、突き詰めれば位置取りです。登録24頭のうち逃げ型が4頭、先行型が11頭。半数以上が前を取りたがっている組み合わせで、しかも札幌の芝1200mはコーナーを2つしか回らず、直線は267.6mしかありません。前を取れなかった馬に残されている時間は短いのです。そこにハンデ6kgの幅が加わります。最軽量50.0kgと最重量56.0kgでは、スタートしてからの行き脚がまるで違います。実績で重くなった馬が、それでも前を取れるかどうかが見どころになります。
ローテーション分析
前走のクラス(登録24頭)
| 前走クラス | 頭数 |
|---|---|
| 2勝クラス | 17頭 |
| 1勝クラス | 6頭 |
| GⅠ | 1頭 |
2勝クラスで足踏みしている馬が17頭。1勝クラスから上がってきた6頭のうち、ララバニュルス・カガラプンツェル・サトノワーグナー・ルージュベルベットの4頭は前走を勝っての昇級です。
前走の距離(登録24頭)
| 前走距離 | 頭数 |
|---|---|
| 芝1200m | 19頭 |
| ダート1000m | 2頭 |
| 芝1500m | 1頭 |
| 芝1600m | 1頭 |
| ダート1700m | 1頭 |
19頭が同じ芝1200mから。距離の適性ではほとんど差が付かない構成です。
ハンデをどう見るか
ハンデは50.0kgから56.0kgまで、6kgの幅で割り振られました。
| 斤量 | 頭数 | 主な馬 |
|---|---|---|
| 56.0kg(最重量) | 3頭 | ララバニュルス / ファビュラススター / バシレウスシチー |
| 55.0kg | 4頭 | デンプシー / ビービーエフォート / フミサウンド |
| 53.0kg・54.0kg | 8頭 | サトノワーグナー / セイウンデセオ / ルージュベルベット |
| 52.0kg以下 | 9頭 | プレセピオ / カガラプンツェル / コックオーヴァン |
最重量の3頭のうち、ララバニュルスは前走勝ちで近走に不安がありません。一方ファビュラススターは前走7着・2走前11着と、背負って上向く形が見えにくい一頭です。
軽い側では、カガラプンツェルの52.0kgが目を引きます。前走で1勝クラスを勝ったばかりの3歳に軽ハンデという組み合わせで、上位人気になりそうな馬より2kg以上の恩恵を受けます。
傾向から見る適正
| 馬名 | 消去理由 |
|---|---|
| エルサトアナ | 直近3走が13着・12着・13着 |
| ニシノラヴァンダ | 直近3走が10着・14着・14着 |
| ブルボンクイーン | 直近3走が6着・13着・11着 |
| スイミーユニバンス | 直近3走が7着・7着・15着 |
| ミニョンマルーン | 直近3走が10着・12着・6着 |
→ 残存馬19頭でスコアリングへ。
過去データ・傾向が示す勝ち馬の条件
過去走データ
登録馬の直近4走で、2勝クラスの芝1200mを3着以内に走った経験があるのはデンプシー・ビービーエフォート・セイウンデセオ・バシレウスシチーの4頭。このクラス・この距離で結果を出している馬は限られています。
昇級組では、ララバニュルスとルージュベルベットが1勝クラスの芝1200mで連対を重ねてきました。
→ ポイント: クラス実績で見ると上の4頭、勢いで見ると昇級組。物差しによって浮かぶ馬が変わります。
コース攻略メモ
札幌の芝1200mは、向正面の途中から発走して3コーナー・4コーナーを回り、267.6mの直線に入ります。コーナーを2つしか回りません。
直線が短く、コーナーも2つだけなので、位置取りが早い段階で決まります。外を回らされると届かないため、スタートしてからの立ち回りがそのまま結果に出やすい条件です。洋芝で力も要ります。
好走する馬に多いのは、テンから無理なく前を取れて、短い直線で止まらないタイプ。
→ ポイント: 前を取りたい馬が15頭もいるため、外枠に入った先行馬は形を作りにくくなります。
血統コラム
| 種牡馬 | 特徴 |
|---|---|
| ビッグアーサー(デンプシー・バシレウスシチーの父) | 短距離のスピード型。産駒はテンから動ける |
| タワーオブロンドン(カガラプンツェルの父) | 短距離からマイルでスピードを伝える |
| ドレフォン(ルージュベルベットの父) | ダートも芝もこなす。スピードの持続に持ち味 |
| ロードカナロア(サトノワーグナーの父) | 短距離のスピードを強く伝える |
洋芝の1200mは、スピードだけでなくパワーも要る条件です。登録馬では短距離型の系統が多くそろい、血統面では上位陣に大きな差が付きにくい構成になりました。
→ ポイント: 血統面ではデンプシーとカガラプンツェルが、この条件に素直に合っています。
騎手
| 騎手 | 備考 |
|---|---|
| 横山和(ララバニュルス) | 位置取りを動かせる。短い直線での仕掛けどころに定評 |
| 横山武(サトノワーグナー) | 昇級初戦の馬を無理なく運ぶ形に持ち味がある |
| 舟山(デンプシー・ルージュベルベット) | 2頭に想定されており、どちらに乗るかは枠順確定を待つ |
| 原(ファビュラススター・カガラプンツェル) | こちらも2頭に想定。除外・回避が出ればどちらかに決まる |
→ ポイント: 登録24頭に対して出走できるのは最大18頭で、想定の段階では同じ騎手が複数頭に名を連ねます。舟山騎手・原騎手がそれぞれ2頭に想定されており、確定を待って判断する必要があります。
穴馬候補
🎯 今週の「与」 — 与ルージュベルベット。人気の盲点になりそうな一頭で、直前にオッズの妙味が残ればワイド(与-○, 与-△)で狙う。
ルージュベルベット
人気が落ちそうな理由: 5歳になってようやく1勝クラスを卒業した馬で、2勝クラスは今回が初戦。話題性のある3歳勢に比べて評価が上がりにくい。
それでも注目する根拠:
- 4走前の4歳以上1勝クラス(芝1400m)で11番人気ながら2着。人気を落とした状態から連対した実績がある
- 2走前の3歳以上1勝クラス(芝1200m)でも7番人気で2着。人気薄で走る形を繰り返しており、直近4走はすべて3着以内
バシレウスシチー
人気が落ちそうな理由: 7歳で、2勝クラスを長く走り続けている。3走前・4走前が12着・7着と、着順にムラもある。
それでも注目する根拠:
- 前走の苫小牧特別(2勝クラス・芝1200m)で13番人気ながら3着。同じ札幌開催・同じ条件で、人気薄から馬券圏内に届いている
- 父ビッグアーサーで短距離のスピードを受け継ぐ。テンから位置を取れる脚質は、この組み合わせでも武器になる
展開シナリオ — 逃げ4頭が同時にハナを主張する
脚質予想
| 脚質 | 該当馬 |
|---|---|
| 逃げ | シーグルロス / スパークルジョイ / ブルボンクイーン / ミニョンマルーン |
| 先行 | エルサトアナ / カガラプンツェル / コックオーヴァン / サトノワーグナー / デンプシー / ニシノラヴァンダ / バシレウスシチー / プレセピオ / ベビーズブレス / ホウオウブースター / ルージュベルベット |
| 差し | ショウナンカリス / セイウンデセオ / ナンナンプー / ビービーエフォート / ファビュラススター / フミサウンド / ムチャスグラシアス / ララバニュルス |
| 追込 | スイミーユニバンス |
想定ペースと展開
逃げ型が4頭、先行型が11頭。登録24頭のうち15頭が前めを取りたいタイプという、極端に偏った組み合わせです。札幌の1200mは位置取りが早く決まるコースだけに、前半から激しくなる方向に振れそうです。
流れが速くなれば、短い直線でも差しが届きます。この形なら、中団から進むララバニュルスやセイウンデセオ、ビービーエフォートに出番が回ります。
ただし直線は267.6m。コーナーを2つしか回らないぶん、外を回らされた馬は流れが速くても届きません。前が崩れるかどうかより、内でロスなく回れるかどうかのほうが効きやすい一戦です。枠順の意味が大きくなります。
人気 vs データ — 市場との比較
| 人気順位 | 馬名 | データ順位 | 差異 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | デンプシー | 3位 | 一致 |
| 2番人気 | サトノワーグナー | 7位 | 過大評価 |
| 3番人気 | プレセピオ | 15位 | 過大評価 |
| 4番人気 | ララバニュルス | 1位 | データは高評価 |
| 14番人気 | ルージュベルベット | 4位 | データは高評価 |
市場は3歳勢を上位に置いています。プレセピオは桜花賞に出走した実績馬ですが、直近4走に芝1200mが1度もなく、データ側の評価は下がります。逆に、この距離を走り込んできたララバニュルスとルージュベルベットは、データ上の位置より人気を落としそうです。
直前予想に向けて
枠順確定後に最終判断を更新します。注目は舟山騎手が2頭のどちらに乗るか、そして前を取りたい15頭がどう散らばるか。コーナーを2つしか回らないコースだけに、外枠を引いた先行馬は形が作りにくくなります。
267mを、誰が内側で迎えるか
HBC賞のドラマが始まる。15頭が同じ場所を取りにいき、コーナーは2つしかない。実績で背負わされたララバニュルスが、その重さのまま位置を取れるのか。それとも軽ハンデの3歳が、先に前を確保してしまうのか。直線に向いたとき、内側にいた者だけが間に合う。
枠順確定後の直前予想もお楽しみに。
※ 予想は個人的見解です。馬券購入は自己責任でお願いします。
コース札幌 芝1200mの見方直線・一周・発走地点